雲の上の「天使の国」では、一年に一度選ばれた天使だけが
地上に降りることが許されていました。
ある日、天使ジェームスが、どうしても地上に降りたいと申し出ました。
彼には、どうしても地上に降りたい理由があったのです。
それは彼の孫娘・愛が、家族・将来・人生について悩み苦しみ、生きる目標を無くしていたからです。
ジェームスは何とかして愛に「生きる希望」を伝えたかったのです。
地上に降りたジェームスは、正体を隠して、愛に接触します。
しかし愛から強く拒絶されます。愛の心は、堅く閉ざされていたのです。
遂にジェームスは、最後の作戦を試みます。
地上にいられるのは24時間だけ。制限時間が、迫っていました……。